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2022/07/08

【ベイビー・ブローカー】

カンヌ映画祭で2冠に輝いた【ベイビー・ブローカー】を観てきました。日本にもある赤ちゃんポストを題材に是枝監督が韓国資本の映画で初めてメガホンをとった作品です。
日本にも赤ちゃんポストが2か所ありますが、韓国にも赤ちゃんボックスという名であるんですね。やはり日本同様、韓国でも賛否両論あって物議にはなっているようです。

物語はある女性が赤ちゃんボックスの中ではなく前に赤ちゃんを置いて立ち去る所から始まります。その捨てられた赤ちゃんを欲しがっている人達に売買するブローカーと、子を捨てた母親と、人身売買を追う刑事と、それぞれの立場と背景を取り巻く不思議な関係のお話です。


観終わって、いい映画だな~というのが率直な気持ち。思っていたストーリー展開とは違って、しっかりみんなの愛情を感じました。赤ちゃんポストと養子縁組の問題を是枝監督流に描いた愛のある作品でした。最後に涙を流されている方多数でした。

劇中に何度も「捨てるくらいなら生むな!」という台詞が出てきます。ここで赤ちゃんボックスについて賛否を書くつもりはありませんが、やむ得なく生む選択肢しか選べなかった人達もいるのですね。2019年の厚生労働省の統計では10代の人工中絶の数が12678人。なんと毎日34人以上の人工中絶をされているそうです。しかもこれは学校が分かっている数で、実際はこの数よりだいぶ多いのでしょう。。。ある県では中高生の性教育を見直した結果、人工中絶の数が激減したケースのあるそうです。どうしても日本人は秘め事な感じで、恥ずかしいのかもしれませんが、欧米やとくに北欧のように性教育に時間を使うのも必要なのかもしれませんね。。。。

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